13研究経費とその必要性 の額を多くしてもかまわない。 また現在では研究経費の内訳は総額の50%以下ならば研究者の判断で自由に 変更でき、さらに次年度への繰り越しも可能なので、備品購入も研究の進展を みて購入できる。基金化、調整金、合算使用の制度によって、備品購入などに さらに使いやすくなったと思う〔参照1章7:科研費の基金化,調整金、合算使用、 バイアウト制度). 消耗品の明細は、図3-77で示したように、それほど詳しくは書く必要はな い。私は「生化学実験試薬」「細胞培養試薬」など、おおまかに書いている。 旅費については、「研究打ち合わせ」や「学会参加」など、何の旅費なのかを 書いておくこと、人件費・謝金は「実験補助」や「データ入力」などの事項を 書いておくこと、また「その他」には運搬費や、論文投稿前の英文校閲などの 費用と必要であるなら「バイアウト制度」の経費も計上しておくとよい。 研究経費の必要性 赤ペン添削HB3 ● case 70 この部分では、申請書に書いた研究経費(設備備品費,消耗品費、国内旅費、 外国旅費、人件費・謝金、その他)が妥当で、それが必要であることを明記する。 図3-78にいくつかの例をあげておく〔参照巻末の実際に採択された申請書①②)。 電子申請システム上のこの部分で説明されているように「各費目(設備備品 費、旅費、人件費・調金)が当該年度の全体の研究経費の90%を超える場合 及びその他(消耗品費,その他)の費目で、特に大きな割合を占める経費があ る場合」には、その内訳となぜ必要なのかをきちんと書いておかなければなら ない。 研究経費が妥当なものであるかどうかは評定要素にあるため、審査委員はこ の部分を必ずチェックして、研究費の各費目が妥当なものかどうかを調べる。 通常,審査のとき経費の内訳を詳しく検討することや、経費に意義を唱えるこ とはほとんどない。しかし、審査委員としての経験から述べると、書面審査で は、毎年「なぜこの経費が?」というのが100の申請課題のなかで1~2題は ある. 1つは分担金の額.研究分担者には必ず分担金を支給するが、その額は最大 限で全額の2~3割が妥当だと思う、科研費に採択された究課題はあくまで 研究代表者が中心にやるべきものなので、研究費の大部分は研究代表者が使用 するべきだ、しかし、なかには全体の額の半分を研究分担者に配分する申請書 もある。 また、経費をパソコンとソフト購入だけにしているものも問題だ、データ収 (189