ても何番目の著者であってもいいから、ともかく論文を発表しよう。そうは いっても業績が最近ないときはどうするか?正直に「このところ業績はない が、この計画を行うのに十分なテクニックをもっている」と別の場所(本文 や準備状況など)に記載してアピールするしかない。なお、以前の挑戦的研 究(開拓・芽)の申請書には論文の記載部分はなかったが、現在は「③応 募者の研究遂行能力」の部分に、「これまでの研究活動(主要な研究業績を含 む)」と主要な研究業績を記述することが求められている。 researchmap について このように科研費申請書における研究業績は、現在では単なる発表論文のリ ストではなく、「(1)これまでの研究活動」において「応募者の研究遂行能力」 を示すためのものに変更された。そして科研費の審査においては、「research 及び科学研究費助成事業データベース(KAKEN)の掲載情報を必要に応じて 参照する」(文部科学省ホームページより)ことになっている〔参照KAKENに ついては2章3:採択課題の調査を参照)。researchmapは、「研究者が業績を管 発信できるようにすることを目的とした、データベース型研究者総覧」 (researchmapのホームページより)である。論文、講演・口頭発表、著書 業財産権、作品,社会貢献活動などの業績を管理することができる。これらの サイトは今後は審査において積極的に参照されるようになるだろう.図3-72 はresearchmapの私の「マイポータル」画面である。 そのresearchmapであるが、ログインすると「〇〇〇〇さんの業績の可能 高い、とAIが判定した候補を表示しています」と、業績候補の一覧が出てきて(図 3-73),「承認」にチェックマークを入れて「承認/却下を登録」をクリックする と自身の「マイポータル」ページに反映される。また「共著者候補リスト」も一覧 が出てきて登録することができる。さらに、PubMedやKAKENなどの外部シス ムからのデータの取り込みもできる(図3-74).このように、現在では業績の入力 がとても簡単になっている. このようにresearchmapの更新は簡単にできるようになっているので、 researchmapに登録しているが業績の更新が滞っている方は、ぜひ科費の応 募に合わせて更新してほしい。 researchmap は申請書の内容を補足するだけで なく、申請書に書き切れない情報を登録することで申請者の研究遂行能力のア ピールの場にもなるので、十分な活用をお勧めする。 (180) 科研費獲得の方法とコツ 第9版