9 本研究がどのような国際性を有するか ●この欄では何を書くのか? 提案する研究課題が、国際的にみて高いレベルの研究内容であることを書く・ ●この欄では何を評価する? 国際競争力のある研究かどうかを評価する。高く評価された研究課題については 研究費配分額が充実される。また若手研究者には基盤研究(B,C)において「国 際・若手支援強化枠」が設けられ、国際性の評価の高い研究課題は優先的に採択 される. 令和7年度公募から基盤研究(A,B, C)に新たに加わった項目であり、若 手研究や挑戦的研究にはこの項目はない。この「国際性」に関して、審査にお いても「研究課題の国際性に関する評定要素」が新たに加えられた。 この国際性の項目は、これまでの「国際共同研究加速基金」や「海外連携研 究」を「基盤研究種目群」等に統合するために追加されたものである。国際性 が高く評価されたものは研究費の配分額が充実される(申請した額よりも増額 されるということではなく、充足率などに調整が入る)。また基盤研究(B,C において、「研究課題の国際性」が高く評価された研究課題であって若手研究者 を研究代表者とするものは、優先的に採択する枠組み(「国際・若手支援強化 枠」)が設けられる。なお、「若手」について、年齢などの基準は明言されてい ない。 国際性の評価が低いからといって不採択になるわけではない。つまり、マイ ナス評価にはならないから、安心して書いていけばいい。 では、実際にどのように国際性を書いていけばよいのだろうか。申請書の記 載項目の注意欄には、国際性として次の3点が書かれている。 ①将来的に世界の研究をけん引する ②協同を通じて世界の研究の発展に貢献する ③我が国独自の研究としての高い価値を創出する これらの3点において、自分の研究がどのような点で「国際性」があるのか、 工夫して書いていく、分量の目安としては5~7行ぐらいがよいだろう。 まず①について、安直に「本研究は、将来的に世界の研究をけん引するもの である」などとは書かないこと、なぜ「世界の研究をけんら」できるのか、そ の高いレベルについての説明を書く必要がある。 172 科研費獲得の方法とコツ 第9版