本研究で何をどのように、どこまで明らかにしようとするのか 研究体制 児島将康(研究代表者):研究全般、コンストラクトの設計、 グレリン受容体ならびにGOATの発現と活性のチェック 〇〇〇〇(研究協力者。〇〇大学大学院医学研究科・〇〇情報学・准教授) 目的タンパク質の結晶化に対する指導、結晶構造解析 〇〇〇〇(研究協力者、久留米大学医学部・〇〇学教室・講師) グレリン受容体のアッセイ 〇〇〇〇(研究協力者、久留米大学分子生命科学研究所・研究員) GOATの発現、精製、活性のチェック 3 章 〇〇〇〇(研究協力者、久留米大学分子生命科学研究所・大学院生 グレリン受容体の発現、精製、結晶化、構造解析 図3-53・研究体制の図の例 研究計画・方法(平成30年度) 1. 免疫組織染色(IHC)を用いた食欲関連神経細胞におけるARの共存の確認 a) 野生型ラット、マウスの視床下部(ARC, NMH.LH. SCN)及び、大脳辺縁系に存在する食 情動関連中枢の神経細胞群中のアンドロゲン受容体(AR)の分布をIHCの手法で検討し、食欲・ 情動に関連した神経細胞にARが存在することを確認する。 b) 摂食関連ペプチドとその受容体(Ghrelin. NMU, NPY. CRH. AgR 抗体を用いて、ARとの二重染色を行い、摂食関連神経細胞における摂食関連ペプチドとARの共存 について検討する。 c) 視床下部・大脳辺縁系の神経細胞におけるARとエストロゲン、ARとグルココルチコイド受 容体、ARとアロマターゼ酵索との共存について検討する。 d) 野生型ラットにアンドロゲン (DHT, Testosterone,DHEA)を室内投与し、一定時間後に 脳組織にてFos染色を施行する。アンドロゲン投与によって活性化されるFos陽性神経細胞の局 を検討し、摂食関連の神経細胞の活動が、アンドロゲン投与によって活性化するか否かについて 検討する。エストロゲン投与による同様の検討も施行し、アンドロゲン投与の場合と比較する。 図3-54●研究計画・方法のあまりよくない例1 個々の研究項目は、実験方法としては問題はない。よくないのは、どのような目的でその項目の研究を行うのかを いていないことだ。これまでの結果から、どのようなことがわかっていなくて、そのためにどのような実験をやって、 何を明らかにしようとするのかを明確に書いておかなければならない。 が非常に多い(図3-54).これでは単なる作業リストだ. 論文を書くときには実験のことをどのように書いているだろうか.いきなり 実験の詳しい内容について書いていることはないだろう。論文では、個々の実 験について、それぞれの目的をまず書いているはずだ。なぜその実験をやるの か、何を明らかにしようとして、その実験をやるのか?申請書も同じである。 しかし申請書では実験の日的を書いていない例がとても多い。目的があってこ その実験である。実験内容に現実味をもたせるためには、どのような目的でそ の実験をやるのかをしっかりと書いておく必要がある(図3-55). (159