赤ペン添削HB3 ● case 45, 46 基盤C(一般)-3 本欄には、研究目的を達成するための具体的な研究計画・方法について、量頭にその横要を簡潔にまとめて記述した上で、平成 29年度の計画と平成30年度以降の計画に分けて、適宜文献を引用しつつ、焦点を絞り、具体的かつ明確に記述してください。 ここでは、研究が当初計画どおりに進まない時の対応など、多方面からの検討状況について述べるとともに、研究計画を遂行する ための研究体制について、研究分担者とともに行う研究計画である場合は、研究代表者、研究分担者の具体的な役割(図表を用い る等)、学術的観点からの研究組線の必要性・妥当性及び研究目的との関連性についても述べてください。 また、研究体制の全体像を明らかにするため、連携研究者及び研究協力者(海外共同研究者、科研費への応募資格を有しない企 薬の研究者、その他技術者や知財専門家等の研究支根を行う者、大学院生等(氏名、員数を記入することも可))の役割につ なお、研究期間の途中で異動や退職等により研究環境が大きく変わる場合は、研究実施場所の確保や研究実施方法等につ 研究計画・方法(概要)※研究目的を連成するための研究計画・方法について、簡潔にまとめ 図3-48・以前の申請書の「研究計画・方法」の解説部分 平成29年度基盤研究(C)の申請の実例. 「本研究で何をどのように、どこまで明らかにしようとするのか」 の書き方 ①冒頭に研究計画・方法の概要を簡潔に記述すること 以前の申請書では「研究計画・方法」欄の冒頭にも概要を書くようになって いたが、平成30年度以降の申請書では「研究計画・方法」は「研究目的。研究 方法など」にまとめられたため、概要を書くのは申請書の最初の1カ所になっ た。しかし、この「本研究で何をどのように、どこまで明らかにしようとする のか」の冒頭には、研究計画の概要を書いておくのがよい。まず研究計画の概 要を説明して、それから各年度ごとの詳しい研究内容を書いていく、すると審 査委員にも理解してもらいやすい。この概要のポイントとして、 ・具体的な研究項目は箇条書きで書く(図3-49) ・研究計画の流れ、研究のタイムテーブルなどを図示するのもよい(図3-50. 図3-51)〔参照後述の図3-63, 4章の図4-8) ②初年度の計画と、次年度以降の計画に分けて書くこと 年度ごとの計画は、初年度と2年目以降に分けて書くのがいい。採択された らすぐに研究をはじめることができるように、初年度の研究計画はとくに念入 (3)本研究で何をどのように、どこまで明らかにしようとするのか 本研究ではグレリン受容体の結晶構造解析のための共結晶化ツールとして、グレリン受容体の 立体構造を認識するアルパカ由来のナノボディを作製する。 研究の進め方は、 ①グレリン受容体を無細胞タンパク質合成系で発現させてアルバカに免疫する。 ②リンバ球からmRNAを抽出して、ナノボディ CDNAをPCRで増幅し、ファージディスプレイ・ ライブラリを作製する。 ③1次スクリーニング:ファージディスプレイ・ライブラリからグレリン受容体を認識するナ ノボディを選択する。 ④2次スクリーニング:選択したナノボディをグレリン受容体発現細胞に加え、細胞内カルシ ウム濃度の上昇活性を指標に、グレリン受容体のグレリン結合部位に作用し、受容体を活性化す るナノボディを選び出す。 図3-49・「本研究で何をどのように、どこまで明らかにしようとするのか」の 研究計画の具体的な項目を書くときには箇条書きにするとよい。 (156 科研費獲得の方法とコツ 第9版