本研究で何をどのように、どこまで明らかにしようとするのか 7 本研究で何をどのように、どこまで明らかにしよ うとするのか ●ここでは何を書くのか? 提案する研究課題について、どのように実験や調査を進めていくのか、具体的な 研究計画と方法を記載する。 ●ここでは何を評価する? 研究計画・方法が研究課題を実現するのに適切であるかどうかを評価する。採択 のためには「研究目的」と並んで重要な項目だ. 「本研究で何をどのように、どこまで明らかにしようとするのか」は、「研究 目的,研究方法など」のなかで記述することが求められている一項目だが、こ れは平成29年度までの申請書に設けられていた「研究計画・方法」という重要 な項目に相当する。現在の申請書では記載事項についての説明はまったくない ため、書くにあたって戸惑う人も多いかもしれない。そのようなときには、平 成29年度までの申請書の記載事項の説明が役に立つ。 基盤研究(C)の以前の申請書では、「研究計画・方法」を書く際には次のこ とに気をつけて書くように指示されていた(図3-48). ①冒頭にその概要を簡潔にまとめて記述すること ②初年度の計画と次年度以降の計画に分けること ③適宜文献を引用すること ④研究が初計画どおりに進まないときの対応を述べること ⑤研究計画を遂行するための研究体制を述べること ⑥研究代表者,研究分担者の具体的な役割を(図表等を用いて)述べること (⑥は現在の申請書においても記述するように指示されている。図3-1の説明欄の 最後) 現在の申請書においても、このような項日で書いていけばよい。特に研究方 法や調査などの詳しい内容を書くばかりで、④~⑥の記載がおろそかになるの は避けたい.これらも研究計画を実行するための重要な要素だからだ。なお若 手研究は「1人で行う」研究なので⑤と⑥は不要である。以下、順番に要点を 書いていこう. (155