「概要」 研究の「背景」 w 研究の「問い」 ← 研究の「目的」 研究の「展開・応用」 本文 (1) 学術的背景、着想に至った経緯。 「問い」 (2) 目的,独自性 創造性 (3) 研究動向,研究の位置づけ (4) 何をどのように、どこまで 明らかにしようとするのか (5) 準備状況 (6) 国際性 図3-13●「研究目的,研究方法など」冒頭の「概要」部分に書くべきこと 「概要」は本文の「背景」「問い」「目的」「独自性・創造性(展開・応用)」の部分から抜粋してまとめ るとよい。 が問題なのか、何がわかっていないのか。そのような研究の問題点(申請書の 記載では研究の「問い」であるが)をしっかりと書かないといけない.研究の 「背景」をきちんと書いて、問題点を指摘しておかないと、研究の「目的」が活 きてこない。研究の「背景」と「問い」があってこその研究の「目的」だ。 そして研究の「目的」では、この研究では、どのようなことを行うのか?ど のような手段で「問い」(問題点)を解決していくのか?それをわかりやすく 書いていく、何を明らかにするのか、何を解明するのか.ここが研究の一番大 事なポイントであるので、しっかりと書かないといけない。この研究で、いつ たい何をやろうとしているのか。そしてスペースに余裕があれば、簡単に「研 発の方法」も書いておけばよい。 最後に研究の「展開・応用」。この研究を行うことで、どのような面白いこと がわかるのか、どのような展開があるのか、どのような応用ができるのか、ど のように役立つのかなど、この研究の意義をしっかりと書いていく. 審査委員を務めた経験からいえることは、この概要部分を一度さっと読んだ だけで理解できるかどうか (何をやろうとしているのかが、わかるかどうか)が、 この後の本文を好意的に読んでもらえるかどうかの重要なポイントだ。概要が理 解できないと、審査委員はストレスを抱えたまま本文を読むことになり、積極的 に内容を理解しようとする気持ちが低くなる。詳しい内容は本文で理解してもら えばよく、「概要」は簡潔に書いておけばよい。概要部分の基本型として、 132) 科研費獲得の方法とコツ 第9版