「概要」と(1)~(6)の分量について まず、申請書には罫線・枠線はないが、上下左右のスペースはある程度は必 要である、記入要領では、様式の余白は、上20mm、下 20mm、左25mm,右 25mmで設定してあり、審査資料の作成のときに文字等の欠落が起こらないよ うに、設定は変更しないように書かれている。 基盤研究(C)では「研究目的、研究方法など」は4ページである。その4 ページの構成だが、おおよその分量の目安として、 「概要」は10行程度(図3-8上側)・ (1) が2ページ目の半分くらいまで(図3-8下側~図3-9上側). (2)が2ページ目の残りの部分(図3-9下側). (3)が3ページ目の1/4程度(図3-10上側). (4) は3ページ目の残りと4ページ目の半分くらい。この研究方法の部分は 最低1ページ分は書くのが望ましい(図3-10下側~図3-11上側)。 (5) は4ページ目の1/3くらい(図3-11下側)。 (6)が4ページ目の残りで、5~7行くらい(図3-11下側). くらいが適量だと思う。若手研究では(6)の項目がないので、その分を(1) ~(5)の部分で少し分量を増やして調整していけばよい。では、順番に記載内 容について述べていこう. 「概要」一冒頭に研究計画全体の構想やまとめを簡潔に書く 赤ペン添削HB3 ●case 04, 05, 15~ 「冒頭にその概要を簡潔にまとめて記述し」とあるが、この「概要」の部分は 17, 21,22 非常に大切だ。審査委員が申請書をチェックするとき、まず最初のページで申 請者の名前と課題名を見て、そしてこの「概要」の部分から本格的に読みはじ めることが多いだろう.科研費が採択されるかどうかはこの「概要」部分にか なり左右される。 「概要」部分で、この研究計画では何を行うのか、研究全体の構想やまとめを 簡潔に書いておき審査委員に十分に理解してもらい。その後に書いていく内容 をスムーズに読んでもらうようにしなければならない。冒頭に「概要」を書く のは、ちょうど学術論文のサマリーやアブストラクトのようなものだと考える と、この部分の重要性が実感できるだろう。論文を読むときには最初のサマリー を読んで、その後の本文を読むかどうか決める人が多いのではないだろうか? そして論文のサマリーに字数制限があるように、「研究目的。究方法など」の 「概要」も多く書きすぎないことだ。多すぎる概要は、概要でなくなってしまう (126) 科研費獲得の方法とコツ第9版