申請書を書く前の注意点 が「研究計画最終年度前年度応募」は行っていないのだろう.令和4(2022)年 度の研究計画最終年度前年度応募については、応募件数が567件、採択件数が 204件と発表されている。この年度の新規の応募件数が10万件近いことを考え ると、ごくわずかな数といえる. ●研究経費とその必要性 ●研究費の応募・受入等の状況 これらの項目は電子申請システム上で入力する。「研究経費とその必要性」に は研究計画に適した明細を記入することと、なぜその経費が必要なのかを書い ておこう。この項目は令和5(2023)年度の公募より、研究計画調書のPD イルには表示されず、審査に当たっては電子申請システム上で内容を確認する こととなった。Web入力項目での入力方法に変更はない。 申請書のフォーマットはしばしば変更される。毎年発表される公募要領をよ く確認してから応募してほしい. どこから書いていけばいいのか一概要は一番最後に 科研費申請書の作成をはじめた段階で、申請書に書くべき内容についてはあ る程度固まっていることと思う.では、申請書はどこから書いていったらいい のだろうか? ダウンロードしてきた申請書ファイルでは「研究目的、研究方法など」が最 初の項目だ。そしてこの部分が申請書の中心だ。然、ここから書きはじめれ ばよい。ここでは、「冒頭にその概要を簡潔にまとめて記述し」と、まず「概要」 を書くことが求められている(図3-5).この「概要」部分はとても重要だ。審 査委員は申請者の名前と所属、タイトルをさっと見て、「概要」の部分を読みは じめるだろう.したがって「概要」は審査委員が申請書の内容に共感するかど うかの最重要ポイントだ. しかし、「概要」部分は、申請書の全体ができあがってから一番最後に書くこと なぜか?「概要」は申請書のサマリーである。全体ができあがっていない段 階で、そのサマリーである「概要」を書くことはどう考えてもおかしい。しか し実際には、どうも多くの申請者は申請書を作成している適当な時期に「概要」 を書いているようだ.しかも「概要」は本文とは別に「概要」として書いてい る申請者が多い。そのため「概要」の内容と本文の記述との整合性がとれてい ない例も多い。それは変である。論文を書くときにサマリーはいつ書いている だろうか?おそらく、論文全体ができあがって、最後にサマリーを書いている い 章 (113