その年度の公募の変更点を必ずチェックすること 科研費の公募では毎年なにかしら変更点がある。和7年度公募でいうと「(1) 審査資料の電子化及びカラー化(学術変革領域研究、奨励研究)」「(2)男女共 同参画推進に向けた応募要件の緩和について」「(3) 研究活動スタート支援及び 奨励研究の審査方式の変更について」「(4)研究インテグリティについて」「(5) 安全保障貿易管理の体制整備について」「(6)研究データマネジメントについ て」「(7) 国際的に波及効果の高い学術研究の推進について」の7項目が変更さ れた。例年、申請書作成において重要な変更点から、作成にあまり影響のない ものなどがある。その年度の主な変更点は公募要領の最初の方に書かれている ので、申請書作成の前に、必ず変更点をチェックしておこう。 最初はワープロソフトで下書きを ダウンロードした申請書ファイルにいきなり書いていくという人がいる。「ど のくらいの分量を書けばいいか、申請書に書き込んでいくとわかりやすいから」 という理由からだ。しかし、たくさん書けば採択されるというものでもないし、 申請書のスペースを埋めなければ採択されないということもない。しっかりし た研究の内容ならば、例えば基盤究(C)や若手究では4ページある「例 究目的,研究方法など」の最後のページで1/3ページくらいのスペースが残っ ていてもまったく問題はない。ただし空いたスペースが多すぎると、研究内容 が乏しく感じられ、あまりよくない。 ぜひ最初はワープロソフトの新規ファイルに下書きを書いて、最後にコピー& ペーストで申請書ファイルに移していってほしい。いきなり申請書ファイルに 書いていくと、どうしても申請書のスペースを埋めていくことが中心になって しまって内容のバランスが崩れてしまう。まず申請書の各項目の下書きをワー プロソフトで書いていって、それを限られた申請書のスペースに移すようにす る。そしてスペースの具合に応じて、文章を削ったり書き加えたりすることで、 全体がまとまった内容になり、またそのことが文章の推敲にもなる。 →申請書の下書き いきなり申請書ファイルに記入するのではなく、まずはワープロソフトで下 書きする。 (108 科研費獲得の方法とコツ 第9版