6科研費申請のアイデアのまとめ方 特に経験の少ない若手はコラム「アイデアのつくり方」も参照してほしい。 →アイデアのまとめ方 ・応募内容の全体構想を考えてから、細部の項目を仕上げていこう。 ・科研費申請に関するアイデアは常日頃からノートに記録しておこう. ・Post-it,マインドマップ、3つずつアイデアを出す手法を使って考えよ 2 章 Column アイデアのつくり方 申請書を書くときに、「何を書いていったら いいのかわからない」あるいは「申請書のス ペースを埋めていくのが大変だ」という人がい る.特に経験の少ない若手に多い.このような 場合の多くは、申請書に盛り込む研究のアイデ アが不足していることが多い.申請書に研究 テーマは書けるが、その具体的な中身をどのよ うに組み立てていけばいいのだろうか? そのために参考になる本が、 『アイデアのつくり方』(ジェームス・W・ヤ ング/著、今井茂雄/訳,竹内均/解説)、阪 急コミュニケーションズ、1988 だ。たった100ページあまりの薄い本だが、ア イデアをつくり出すのにとても役に立つ。この 本に書かれているアイデアがつくられる過程は ①資料集め ②資料の検討 ③孵化段階:アイデアを生み出すまでの段階 ④アイデアの実際上の誕生 ⑤アイデアの展開 である。申請書の場合、経験上最も重要なのは ②である。自分が行おうとしている研究に関し て資料を集めて、それを読んで検討することが 大切だ、自分1人の考えだけではどうしても研 究内容が狭い範囲に限られて、単純なままに終 わってしまう.同じ分野の他の研究者の文献を 読むことで、自分では考えつかなかったさまざ まな研究内容を知ることができ、計画している 研究テーマの内容が豊かになる。特に自分の研 究に関連した総説を読むことで、未解決な問題 点などを知ることができ、それが研究のアイデ アにつながる。ともかく「文献を読むこと」で ある。 経験を積んでくると、逆に現在の申請書では スペースが少なく、最終的にどの部分を削除す るかと悩むようになる.1行を縮めるために、 それこそ文字や単語を、あるいはコンマ1つを 削れないかと悩むようになる。 (103