や若手研究では単独で応募してもまったく問題はない。かえって自分より有名 な研究者をメンバーに入れると、「これは誰の研究なのか?」と逆効果になるこ とがある。特に申請者の業績(この場合、もちろん発表論文)が少ないので、 研究分担者の業績で業績欄を埋めようとしても、審査委員は案外この部分を見 ているものだ. そのため、研究分担者や研究協力者を入れるときには、無理せず自分に合っ たレベルの研究者に依頼しよう.また研究分担者の発表論文を記入するときに も、せめて「研究代表者:研究分担者=2:1』の割合にするのが妥当だと思う →共同研究者の選び方 ・研究遂行に必要なテクニックやメソッドをもった研究者をメンバーに 加えよう. ・自分のレベルに釣り合った研究者を選ぼう. 6 科研費申請のアイデアのまとめ方 どのような内容で応募するか、科研費に応募すると決めた時点で多くの人は、 普段行っている研究から申請書の内容を考えているだろう.しかし申請書全体 の構成を考えずに、いきなり申請書の最初の部分から書いていく人も案外いる ようだ。ぜひ、まずどのような内容で応募するのか、全体の構想を考えて、お おまかなアウトラインをつくってから申請書を作成していってほしい。 アウトラインをつくるうえでお勧めのアイデアのまとめ方を以下にあげておく ノートに書く 応募内容をまとめていく方法として、アイデアを視覚的にノートに書いてい くことをお勧めする(図2-5). それは、ただ研究内容を頭の中で考えているのと、実際にその内容を文字や 絵で視覚化してみるのとは大きく違うからだ、アイデアの断片だけでもノート に書いて目で見ていると、さらに必要な実験とか、こういった実験も可能なの では、などのヒントを得やすい。どのようにアイデアをノートに書いていくか は各人によって異なるだろう。私の場合は研究内容で思いついたことを、形式 も何も考えずに、何でもよいから書いていくようにしている。ただアイデアを 書き留めておく、きれいでなくても、わかりにくくても、気にしない。ともか 98 科研費獲得の方法とコツ 第9版