日本学術振興会特別研究員の科研費への応募 日本学術振興会特別研究員(DC・PD・RPD)は、科研費の一部種目に応募 できる〔参照3章16:日本学術振興会特別研究員の申請書について)。もちろん科研 費自体の応募資格を満たしている必要がある、すなわち、1章の繰り返しとな るが、①応募時点において、所属する研究機関から次の3つの要件を満たす研 究者であると認められ、e-Radに研究者情報が登録されている者で、②科研費 やそれ以外の競争的資金で、不正使用,不正受給または不正行為を行ったとし て「その交付の対象としないこと」とされていない者は応募できる。 3つの要件とは、 ア 研究機関に、当該研究機関の研究活動を行うことを職務に含む者とし て、所属する者(有給・無給、常勤・非常勤、フルタイム・パートタ イムの別を問わない.また、研究活動そのものを主たる職務とするこ とを要しない.)であること イ当該研究機関の研究活動に実際に従事していること(研究の補助のみ に従事している場合は除く.) ウ 大学院生等の学生でないこと〔ただし、所属する研究機関において研 発活動を行うことを本務とする職に就いている者(例:大学教員や企 業等の研究者など)で、学生の身分も有する場合を除く.〕 〔令和7(2025) 年度 科研費公募要領より引用〕 である。なお、応募できる種目は基盤研究(B,C),若手研究,挑戦的研究( 芽のみ),学術変革領域研究(A)の公募研究,国際共同研究加速基金(国際共 同研究強化)に限られる。 「特別研究員奨励費」は、日本学術振興会特別研究員の申請時のみ応募可能 で、採択されると研究費が配分される。特別研究員としての採用期間の2年目 以降に改めて応募することはできない。 現在、特別研究員の者はいずれは科研費に応募しなければならなくなるので、 経験を積む意味でもぜひともチャレンジしてほしい。 84) 科研費獲得の方法とコツ 第9版