応募種目の選び方 その点をしっかりと示さないといけない。そのためには、身につけている実験 テクニックや手法、研究環境などをアピールすることだ。 挑戦的研究(開拓・萌芽)への応募 挑戦的研究は「斬新な発想に基づき、これまでの学術の大系や方向を大きく 変革・転換させることを志向し、飛躍的に発展する潜在性を有する」研究計画 が対象である。挑戦的研究の注意点は、研究計画に「斬新な発想」が必要なの は当然であるが、アイデアだけでは採択されることは難しいということだ、申 請者が計画している研究内容を、これまでの研究活動から実行可能であること をしっかりと示す必要がある。そのために応募者の研究遂行能力やその他の部 分で、これまでの研究業績を十分にアピールしなければならない。挑戦的研究 は重複申請が可能で,挑戦的研究(開拓)が“基盤研究(S,A,B)、若手研 回目)および海外連携研究(令和7年度で募集停止となったので、継続の方の み)”と,挑戦的研究(芽)が“基盤研究(S,A,B)および学術 (A)の公募研究,海外連携研究(継続の方のみ)”と同時に申請でき 〔参照後述の表2-1,表2-2).これらの研究種目に応募する研究者が重複申請で きることを考えると、挑戦的研究はやはり激戦である。そのため本当に挑戦的 究にふさわしい究テーマを挑戦的に出すべきだと思う。挑戦的発に 応募すべきか迷っているときには、基盤研究や若手研究の方が採択率がずっと 高いため、一般的にはまず基盤研究や若手研究に出すことをお勧めする。 学術変革領域研究への応募 令和2年度から創設された学術変革領域研究は、前身である新学術領域研究 と同様,研究費の額が大きく魅力的である。計画研究に入ることができれば年 間数千万円で(A)で5年間,(B)で3年間の研究費があり、これだけでゆと りをもって研究に打ち込める。また公募研究も研究期間は2年間だが研究費が 年間300万円以上のものが多くあり(ときには1,000万円のものもある),基盤 研究 (C)や若手研究よりも金額が大きい。学術変革領域研究(A)の公募研究 は2領域に応募できる. 私自身、新学術領域研究のときに計画研究と公募研究で採択された経験があ るが、単に研究費の1つというだけでなく、領域メンバーとの情報交換や共同 研究の実施などによって、非常に得るところが多かった。自身の研究に適した 領域があれば、ぜひ応募することをお勧めする. 2