8科研費に関する資料 ●GRANTS(研究課題統合検索) https://grants.jst. 令和3年6月30日から、KAKEN (科学研究費助成事業データベース)とJS プロジェクトデータベースが統合されて GRANTS(研究課題統合検索)の運営 が開始された.これは「国の政策等に基づき研究開発を推進する事業により行 われている研究課題について、実施機関や事業の壁を越えて統合的に検索でき るサービス」である.現在(令和7年3月)データベースに含まれているのは KAKENとJST プロジェクトだけだが、今後は他機関が展開する研究課題も含 まれていく予定だ。 ●大学等のホームページ ネット上には科研費申請書の書き方についてのセミナーの資料などもあり、 現場の生の資料として非常に貴重だ。「大学科研費申請書の書き方」などで 検索すると、いろんな大学などで使用された申請書作成のための資料が得られ る。役に立つものも多いので、十分に活用して欲しい。 Column 初めての科研費(Bくんの場合) 学生のころ。申請書の様式が科研費と大きく 変わらない学術振興会特別研究員に応募して書 面審査の段階で全敗(2戦2敗)。そんな自分が 科研費申請では幸いにもこれまで3戦全勝、な ぜ戦績が大きく好転したかを考えてみると2つ の心当たりがある。 1つは、申請書を作成するためのノウハウを 得たことだ。今,特別研究員に応募した際の申 請書を読み返してみると、何から何まで自己満 足に陥った内容であり不採用になって然だと 思う.では、まともに申請書を書けなかった自 分がどのようにしてコツを得たのだろうか?自 分はポスドクとして職に就くと6年間は科研費 申請の資格がなかったが、この間に研究費獲得 において百戦錬磨の先生の申請書・報告書作成 にかかわる機会が多くあり、これらを参考にし て自分なりに良質な申請書を作成するための方 法を整理することができた。当初は下働きで迷 惑とすら感じていたが、今となってはたいへん 貴重な経験ができたと思う. もう1つは、研究費申請に対する心構えの変 化だろう。学生のころに周囲の先生方の悪戦苦 闘を目の当たりにしたことや科研費の採択率が 低いこともあり、“科研費は獲得できればラッ キー”とお気楽に考えていた、今思い返せば、 不採択になった場合の言い訳であり、典型的な 負け犬根性でもあり恥ずかしい・・・・.この甘えを 一蹴したのが本書にたびたび出てくるK先生と の何気ない会話のなかにあった「科研費獲得は 研究者としてのプライド」という一言だった。 科研費獲得にかける熱い情熱に心を打たれて “不採択は許されない”と思うようになり、聞 争本能に火がついたことは今でも鮮明に覚えて いる。 この2つの出来事を経て初めての科研費申請 に挑めたことは幸運であり、そうでなければ恐 らく今でも科研費獲得に苦慮していただろう。 最後にK先生へ、「叱咤激励ありがとうござい ました」. 1 章