いときに研究計画に必要であるという理由書を(大学に)提出するとか、学会 参加と同時期に他の用件(例えば班会議など)に参加するときには、事務処理 が格段に面倒になるとかの例がある。事務処理があまりに面倒なので、自費で 出張するとかの例も聞く.このように表向きには使いやすい制度を謳っている のに、逆にさまざまな制限が多くなってきたと感じているのは私だけだろうか? まだ実現されていない科研費の大きな改革には、他に何があるだろう。簡単 なものでは審査委員のコメントを各応募者に開示することがある。現在では不 採択になった各申請者の審査結果はネットを通じて開示されているので、近い 将来、審査委員のコメントも公開されるようになるのではないだろうか?ま た、個人的には現在の1年に1回の応募でなく、1年間に2~3回の複数回の応 募ができるようになることを期待したい。 8 科研費に関する資料 科研費に関するウェブサイト ●日本学術振興会科学研究費助成事業 https://www.jsps.go.jp/j- 日本学術振興会のホームページには科研費に関する膨大な資料がある。科研 費申請のための公募要領から,研究計画調書、申請状況、採択課題に関するデー 夕、審査委員の名簿、などなど、これらは科研費に関する基礎資料として、一 度は見ておいた方がよいし、申請書作成において非常にためになる。 ●文部科学省科学研究費助成事業一科研費一 https://www.mext.go.jp/a_menu/shinko 文部科学省では現在、学術変革領域研究を扱っている。将来的には日本学術 振興会にすべて移行していくことが計画されている。また科研費の制度改革な どのニュースはここに発表されている。 ●KAKEN(科学研究費助成事業データベース) https://kaken.nii 国立情報学研究所がオープンにしている科研費採択研究課題のデータベース 〔参照2章3:採択課題の調査〕。検索機能も充実していて、誰がどのような研究課 題で採択されているのか、たちどころに知ることができる。1964年の採択課題 から現在まで、「よくもこれほどのデータを!」と驚くくらいの内容がある。 66 科研費獲得の方法とコツ第9版