総合審査 基盤研究(S,A),挑戦的研究(開拓)で行われる「総合審査」では、第1段 審査の書面審査と第2段審査の合議審査(話し合って決める)の両方を、同じ 審査委員が行う。基盤研究(A),挑戦的研究(開拓)では「中区分」で、基盤 研究(S)では「大区分」で審査が行われる。 また挑戦的研究において応募件数が多い場合には、「総合審査」が実施可能な 件数となるよう「研究計画調書(概要版)」〔Web入力項目(前半)+研究計画 調書の概要]によるプレスクリーニング(事前の選考)が行われる。 基盤研究と若手研究の審査 ●第1段審査=書面審査 第1段審査は書面審査である。第1段審査では提出された科研費の申請書に ついて、基盤研究(B)では5名、基盤研究(C)と若手研究では3名の審査委 員が評点を付ける。 評点には研究内容や研究計画など個々の4項目に関して評点を付ける「評定 要素」と、審査するすべての研究課題に対して相対的に評点を付ける「総合評 点」(どちらも4段階)がある、注意すべきは「評定要素」と「総合評点」との 間には特に相関はないということ、各応募種目の書面審査における評定基準等 には「審査にあたり、高い総合評点を付す研究課題は、必ずしも、全ての個別 要素において高い評価を得た研究課題である必要はありません。研究分野の特 性など、学術研究の多様性に配慮しつつ,幅広く重要な研究を見いだし、学術 研究が進展するよう、適切な評価を行ってください」とある。つまり、例えば 「評定要素」の項目がすべて3点でも、「総合評点」として最高点〔基盤研究(B C),若手研究では4点、基盤研究(S,A)ではS〕を付けてもいいということだ。 ・評定要素 評定基準のうち、「評定要素」には次の4項目があり、各項目について4段階 の点数を付ける。 A. 研究計画の内容に関する評定要素 (1) 研究課題の学術的重要性・・・① (2)研究方法の妥性・・② (3)研究遂行能力及び研究環境の適切性・・・③ B. 研究課題の国際性に関する評定要素・・・④ ※上記のうち、④は基盤研究(A,B,C)だけにある。 42 科研費獲得の方法とコツ 第9版