④審査のしくみ 連」の4つの「小区分」の集まりになった。「小区分」の「代謝および内分泌学 関連」なら代謝と内分泌の間で関連性も大きいが、「中区分」では血液や感染症 の専門家が「内分泌」を審査することもありうるということだ、そのため分野 の異なる審査委員にも十分に理解してもらえるように申請書を書いていかなけ ればならない。 ・基盤研究(B,C),若手研究の審査は323からなる「小区分」において「2段 階書面審査」で行われる。 すべての種目で同じ審査委員が第1段審査と第2段審査を行う。基盤研究(B) では5名、基盤研究(C)と若手研究では3名の審査委員が、基盤研究(A)と 挑戦的研究(開拓・萌芽)では7~8名の審査委員が割り当てられる。 なお、令和5年度の応募からは「基盤研究(B)」において、著しく応募件数 の少ない一部の小区分について、6~9名の審査委員により複数の区分での合 同審査が行われる.合同審査は49小区分が対象である。(比較的に)近い研究 分野の小区分が合同で審査を行うことになるので、申請書の内容を、よりわか りやすく記述することが必要となるだろう. 以上の審査方法からわかるように、審査委員は2段階の審査でじっくり申請 書を読むことになる。特に第1段審査はすべて「書面審査」である。そのため 申請書の書き方が最も重要だ. 2段階書面審査 基盤研究(B,C)と若手研究の審査は小区分で、挑戦的研究(芽)の審査 は中区分で行われ、第1段階と第2段階の審査のどちらも電子システムを利用 した書面審査である(2段階書面審査)(図1-5).審査委員はまず第1段階審 査ですべての応募研究課題の申請書を審査して点数を付ける。点数が上位のも のは第1段階審査のみで採択される。次に、他の審査委員の第1段階の審査の 意見を参考にして、採否のボーダーライン付近(採択予定件数の上位80~120% に当たる)の研究課題や、一部の審査委員が極端に低い点数を付けた研究課題。 およびボーダーラインよりも上位の課題のなかで審査委員のうち1名でも点数 1を付けた研究課題を対象として、同一の審査委員が改めて申請書の審査(第2 段階)を行う。これによって、他の審査委員と自分との評価が異なる場合、も う一度時間をかけてじっくりと申請書を読むことで、より適した評価ができる。 一度読むだけでは理解が難しかったものが、もう一度じっくりと読むことで評 価が変わるかもしれない。 1 章