インタビュー●さまざまな制作の支援者 5 理系漫画家として研究を 支援する はやのん 理系漫画家理系漫画制作室株式会社代表取締役/代表作家 1975年生まれ、沖縄の石垣島育ち。琉球大学理学部物理学科卒業。 「理系漫画家」として雑誌新聞の連載を多数経験し、千葉大学大学院教 育学研究科(英語教育学)で修士号を取得した。現在は国内外の大学・ 研究機関からの依頼を受け漫画を中心とした研究広報を事業としている。 年間数十枚の研究概要図を描くという理系漫画家はやのん氏に、制作会社として の働き方やどのように図を制作しているのかをお聞きしました。 Q1 あなたは普段はどのように働いていますか。 はやのん氏:私はこれまで35年ほど個人事業主として仕事を続け、2024 年5月に法人である理系漫画制作室株式会社を設立しました。仕事は大 学、研究機関の広報室、あるいは研究者本人からプレスリリースの絵や論 文誌の表紙、研究紹介の漫画を描いてほしいというご依頼を受けることが 多いです。あとはクッズ制作やホームページ制作、広報業務そのものな ど、研究をお知らせする仕事だったら何でもやっています。 普段は宮崎県宮崎市にあるシェアオフィスで仕事をしていて、オンライ ンで仕事をともにするコアな制作スタッフが全国に4~5人ほどいます。 制作はスタッフと一緒にしており、1つの図に取り組む場合でも、レイア ウトを考える人と素材としての絵を描く人など、みんなで分業することが 多いです。 宇宙、化学分野からの依頼が多く、数学、物理学、生命科学、工学、医 学、あと最近は文系からも来ていて、ありとあらゆる分野を引き受けてい ます。たぶん全分野対応できる人ってあんまりいないと思います。絵のス タイルも漫画以外にイラストや概念図なども描いており、絵柄も同じにな 5.理系漫画家として研究を支援する (221