Q2)実際にどのような研究概要図をつくっているのですか。工夫し た点を教えてください。 In vivo Turbulence Megakaryocyte Platelets Ex vivo iPS derived imMKCLs New Bioreactor Physical Parameters ・ Turbulent Energy ・ Shear Stress Soluble Factors ・IGFBP2 •MIF •NRDC yPlatelets >10113 アルと 図④-1 ジャーナルに掲載されたグラ フィカルアブストラクト (2018年) 制作:大内田美沙紀、Ito Y, et al: Turbul Activates Platelet Biogenesis to E Clinical Scale Ex Vivo Production 174:636-648.e18, 2018より転載。 大内田氏:図④-1はiPS細胞から血小板(Platelets)をつくるという研究 のグラフィカルアブストラクトで、巨核球(Megakaryocyte)に乱流 刺激を加えるとたくさんの血小板を生むという研究成果をまとめています。 依頼者は京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の研究者で、当時私は CiRAの国際広報室に所属していました。最初依頼者は「論文で使った挿 絵を貼り付けてグラフィカルアブストラクトにしようと思うんだ」とお話 しされていたのですが、その図がかなりビジー(情報量が多い)なイラス トだったんです。このため「ちょっと描きなおしましょう」ということで 私がつくりなおしました。このことがきっかけで、グラフィカルアブスト ラクトを描くという仕事が研究所で認められるようになった記念すべき図 になりました。 苦労したのはビジーなイラストからいかにしてシンプルにするのかとい う点で、例えば要素の数も減らしたり、主な色を3色に絞ったり、上が In vivoと下がEx vivoという枠が実はうっすらあるのですが、枠線を 書くと混み合うのでうっすらグラデーションを背景に入れてグループ分け したりなど、できるだけビジーにならないようにしました。また、目線の 動きが上に行ったり下に行ったりと忙しかったので、左上から右下にいく 218 申請書・論文で役立つグラフィカルアブストラクト作成の基本とコツ