インタビュー●さまざまな制作の支援者 4 大学で教えながら イラストレーターとして働く 大内田美沙紀 北海道大学 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP) 特任助教、 サイエンスイラストレーター サイエンスイラストレーター、博士(理学)。北海道大学 COSTEP 特 任助教。2010年に渡米し、ワシントン大学にて人類学修士号を取得す る傍ら、サイエンスイラストレーションの専門コースを修了。2016年 に帰国後、京都大学iPS細胞研究所国際広報室に勤務後、2022年より 現職。個人ホームページ:https://www.misakiouchida.com/ 海外でサイエンスイラストレーションを学び、現在フリーランスのイラストレー ターをしつつ、北海道大学でビジュアルを使ったサイエンスコミュニケーション を教えている大内田美沙紀氏に、プロとしての働き方や制作のポイントなどをお 聞きしました。 Q1 あなたは普段はどのように働いていますか。 大内田氏:私が現在所属しているのは北海道大学のCOSTEP(科学技術コ ミュニケーション教育研究部門)というところです。COSTEPは科学技 術コミュニケーターを養成するブログラムで、サイエンスコミュニケー ションにまつわるスキルを教育したり、イベントを企画・実践したりして います。受講生は、北海道大学の大学院生が多いですが、それ以外にも他 大学の学生や社会人も受け入れています。 ここで私はビジュアルを使ったサイエンスコミュニケーションを教えて います。座学のレクチャーをすることもありますし、受講生のビジュアル 制作を指導することもあります。また、3日間の集中コースでは受講生そ れぞれが自身のサイエンスコミュニケーションで活用するインフォグラ フィックスをつくってもらいます。最近はグラフィカルアブストラクトに 特化した制作演習も設けており、その演習では受講生に自分の研究テーマ 216 申請書・論文で役立つグラフィカルアブストラクト作成の基本とコツ