インタビュー●さまざまな制作の支援者 3 研究所内でデザイナーとして 働く 高柳航 国立環境研究所 資源循環領域 高度技能専門員 千葉大学理学部生物学科卒。美学校細密画教場、サイエンスイラスト レーションサマースクール in Sendai修了。2025年まで株式会社 LAIMANにて医療・科学系ビジュアル制作に従事。国立環境研究所で はグラフィカルアブストラクトを含めた図表の作成などに携わる。専門 知識をわかりやすく伝える表現を追求している。 国立の研究所で研究に必要なビジュアルを制作するデザイナーとして働く高柳航 氏に、働き方や制作の工夫などをお聞きしました。 Q1 あなたは普段はどのように働いていますか。 高柳氏:国立環境研究所(NIES)の国際資源持続性研究室というところで デザイン担当の高度技能専門員として働いています。資源循環領域に属す るこの研究室では、資源の持続的利用を可能とする生産・消費システムの 同定と制度設計に関する調査・研究をしています。現在は、週2日(各半 日程度)の勤務となっています。コロナ禍までは研究所に出所していまし たが、コロナ禍以降はリモートワークの制度が設けられ活用しています。 研究所からしかアクセスできない仕事もあるので、必要なときには研究所 に出所しています。 NIESでは10年以上働いています。ここに来る前はフリーランスのウェ ブデザイナーとして働いていました。ただ、サイエンスイラストにも興味 がありました。理学部生物学科の植物生態学が出身で、大学時代からサイ エンスイラストやメディカルイラストという分野を知っていました。美学 校で細密画の技法を学んだり、国内で開催されていたサイエンスイラスト の3日間のサマースクールに参加したりしていました。そんななか、今の 3.研究所内でデザイナーとして働く 211