Q4 図①-2はプレスリリース用の図です。最初に研究者からメールで論文 のグラフィカルアブストラクトなどをいただき、その内容から一般の読者 にはこれくらいの情報が必要ではないかという視点から私がラフをまとめ ました。研究者の訂正後、そのラフをイラストレーターに送りました。 制作の際、研究者にとって常識的なことがイラストレーターに通じない ことがあります。私と研究者の間では、色が濃いとダメージが強いという コンセンサスがとれていたのですが、イラストレーターには腎臓の色が濃 くなっている理由がわからず、その指示が最初はうまくいきませんでし た。このため、説明をしなおして完成に至りました。 工夫したのは、ヒトでの研究ではないこと、マウスでの研究であること がわかるようにしたことです。医療系の、患者さんにかかわる図の際に は、注意するようにしています。 今後の展望を教えてください。 井上氏:イラスト制作含め研究支援は「私がいないとできない」ではいけ ないと思っているため、体系立てて支援ができるようなシステムをつくり たいと思っています。具体的には、質問に答えると頭の中が整理されるよ うな、A4で1枚くらいのアンケート用紙をつくりたいです。 また、研究支援者がもっと増えて研究者から認識されてほしいと思いま す。グラント支援以外にもさまざまな研究支援をされている方がいるの で、そういう活動が研究者側からもみえるようになるといいと思います。 研究者が研究に集中できるようになり、科学界が盛り上がっていってほし いと思います。 1. 研究支援者としてラフ制作を支援する205