インタビュー●さまざまな制作の支援者 研究支援者としてラフ制作を 支援する 井上寬美 京都大学ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi) リサーチコーディネーター 修士課程終了後、日米でテクニシャン・ラボマネージャーとして勤務。 2020年11月より現職。ASHBiでは、大学院生・若手研究者のキャ リア形成支援のためのセミナーやプログラムを企画・運営している。特 に研究の可視化に着目し、研究者が論文やプレゼンテーションで効果的 な図を作成するための支援を行っている。 京都大学ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)にて研究概要図の制作を支援してい る井上美氏に、研究者支援のしかたや制作で気を付けていることをお聞きしま した。 Q1) あなたは普段はどのように働いていますか。 井上氏:私は京都大学ヒト生物学高等研究拠点という研究所で働くリサー チコーディネーターです。私が所属するリサーチ・アクセラレーション・ ユニットは、研究者が研究するために必要な研究以外の業務を引き受ける ユニットで、研究室のセットアップやグラントのライティンク、広報を 行っています。同じユニットには科研費などのライティングをサポートす る方もいれば、論文のサポートをする方もいます。私は広報としてプレス リリース制作やウェブサイトの記事の作成、高校生向けのアウトリーチ活 動や留学生の支援プログラムなどをしています。そんな活動の一環とし て、イラスト制作も支援しています。 私自身は今の仕事に着任する前は、アメリカで生命科学系のラボのラボ マネージャーをしていました。このため、イラストやデザインのスキルは 他の研究者と同じレベルでした。イラスト制作の支援をするきつかけは、 アメリカにいたときに日常的に使っていたBioRender (COLUMN③参照) 202 申請書・論文で役立つグラフィカルアブストラクト作成の基本とコツ