アイソメトリックを利用すると、俯瞰的な視点になるため、図の全体像 が把握しやすくなり、立体感も捉えやすくなります。このため、建築物や 街、人々の暮らしの様子などを俯瞰した視点で見せたい場合や、人やモノ などの立体物が含まれる作業工程や位置関係を示す場合などに利用できま す。アイソメトリック図ではミニチュアのような親しみやすい雰囲気を出 すことができ、見ていて楽しい図にすることができます。 このタイプの図はPowerPointなどのスライドプレゼンテーション系の アプリケーションで描画するのは大変なので、Adobe Illustratorなどを 利用して制作します。詳しい描き方はここでは述べませんが、多くのウェ ブサイトで描き方を解説してくれていますので、気になる人は調べてみて ください。また、アイソメトリック上に配置する、木や建物、人間などの パーツは、素材サイトでも入手できるものがありますので、活用してみて ください。 3キャラクターを利用する 研究概要図に漫画やキャラクターを利用すると、幅広い非専門家層の関 心を引きやすい、魅力的な図になります。図が親しみやすくなると同時に、 例えば目つきが悪いのが悪役、くすんだ茶色のキャラは不健康など、キャ ラクターの見た目によってもさまざまな情報を伝えることができるため、研 究上のストーリーが比喩的に理解しやすくなります。非専門家向けの図に 適した表現ですが、専門家向けの場合でも、比喩の程度を抑えるなどして 表現を調整すれば、利用することは可能です(図7-7)。 184 申請書・論文で役立つグラフィカルアブストラクト作成の基本とコツ