第7章●もう一歩上をめざす:図の魅力をさらに高める方法 3 ぱっと見のインパクトを 高めたい 1パネルよりも自由なレイアウトにする 第3章-3では基本としてパネル式レイアウトを提案しました。パネル式 すると長方形で簡単にスペースを区切ることができ、情報と見た目が整理 しやすくなります。一方で、図が区切られてしまうためパネル内のスペー スが窮屈になってしまうのと、研究概要図の1枚の絵としてのまとまりは 引き出しにくくなります。 よりインパクトのある構図にするには、できるだけ全体を区切らずに一 枚のレイアウトにすることがおすすめです。遠近法や曲線的な配置を組み 合わせることで、ダイナミックな印象を与えることも可能です。 ただし、情報のまとまりが認識しにくくなるため、余白や配置をうまく 工夫しないとごちゃごちゃとわかりにくい印象になる可能性があります。視 線を迷いなく誘導するためには高度なデザイン技法も必要になります。こ の方法は、特に絵のスキルを高めたいという方が挑戦するとよいかもしれ ません。 ここでは自由なレイアウトの例として、遠近法を使ったレイアウトと由 線的なレイアウトを紹介します。 2遠近法を使ったレイアウトにする 変化のプロセスなどを説明する際には、遠近法を使い、奥から手前に向 けた流れで変化を示す方法があります。遠近法を使った最もよくある表現 としては、図の左上方面に奥側に位置する要素を小さく配置し、図の右下 178 申請書・論文で役立つグラフィカルアブストラクト作成の基本とコツ