第7章●もう一歩上をめざす:図の魅力をさらに高める方法 変化や差をわかりやすく したい 12分割の対比型レイアウトにする 変化や差をわかりやすくしたいときには、プロセス図で表現する方法な どのほか、2分割の対比型レイアウトを使う方法が有用です。2分割の対比 型レイアウトは、2つのパネルを左右または上下に並べ、内容を比較しなが ら見せるという一般的にもよく使われるレイアウトです。研究概要図の場 合は、比較するのは違う条件下の実験結果やメカニズム、BeforeとAfter、 従来の方法と新しい方法などで、比較することで違いが明確になります。 対比型レイアウトのよいところは、背景知識が少ない人でも理解しやす いことにあります。例えば、図7-1のように、従来の方法では原材料にレ アメタルを使用し、さらに部品製造に2つの工程を経るけれども、新しく 提案する方法ではレアメタルを使わず、工程も1つに減らすことができる という内容を図にするとします。もしも新しく提案する方法だけを記載し た場合、従来方法のプロセスを知っている人ならば工程が減ったことなど がわかりますが、そうでない人にとっては、工程自体は理解できたとして もそれが従来とどう違うのかよくわかりません。そういうときは、従来の 方法と新しく提案する方法を対比型で並べれば、誰でも新しい提案の特徴 が理解しやすくなります。 172 申請書・論文で役立つグラフィカルアブストラクト作成の基本とコツ