③著作権に注意する 再利用の際には図の著作権にも注意が必要です。研究概要図をプロのイ ラストレーターやデザイナーに依頼して作成した場合には、著作権の譲渡 契約を結ばない限りイラストレーターやデザイナーに著作権があります。こ のような場合は、再利用をする際に依頼時と異なる用途に使用していいか、 条件を確認するようにしてください。 ジャーナル用のグラフィカルアブストラクトの場合は、著作権規定を確 認するようにしてください。著作権がジャーナルに帰属する場合は、ジャー ナルの規定にある範囲内で利用するか、著作権法上の引用の条件を守って 活用します。もしも規定の範囲外で使いたいという場合は、ジャーナルに 再利用の許諾申請を出します。再利用の許諾を受ける際には、条件によっ ては転載料が発生する場合がありますのでご注意ください。 グラフィカルアブストラクトの著作権が筆者や図の制作者に帰属すると いう場合、あなたが筆者かつグラフィカルアストラクトの制作主である ならば、基本的には自由に利用が可能です。 ④共同研究者に配慮する 作成した研究概要図の研究に共同研究者がいる場合は、あらかじめ利 用の用途について、簡単でもいいので同意をとっておくと安心です。複数 人で一緒に議論してできた研究概要図にもかかわらず、まるで自分ひとり の成果物のように紹介したり、共同研究者が参加していない別の研究に再 利用したりするのはよくありません。トラブルを避けるためにも配慮は必 要です。 ⑤情報のアップデートに注意する 研究概要図の内容は、制作時には最新情報でも、その後更新される可能 性があります。特に、申請書の研究概要図の場合は、研究が進行するにつ れて研究内容が変わっていく場合があるため、図の内容と実際の研究にズ レが生じる可能性があります。新たに利用する際には現状とズレがない か確認し、必要に応じて修正するようにしてください。 2.再利用の落とし穴:注意すべきポイント 161