体的には学会や講演会などのスライド資料やポスター発表などでの利用や、 そのプロジェクトで企画したシンポジウムやワークショップなどの各種イ ベントなどでも活用することができます。ほかにも、ウェブサイトやパン フレット、動画、紹介記事、報告書などに掲載することができます。 ②グラフィカルアブストラクトはSNSへ ジャーナルに提出するグラフィカルアブストラクトの場合は、著作権上 の問題がなければ、学会や講演会での活用のほか、プレスリリースのウェ ブページやPDF、XやInstagramなどのSNSに掲載することで論文の成果 発を強化することができます。プレスリリースや広報用につくった研究 概要図も同様に再活用できます。特に、研究概要図はとの相性がよく、テ キストのみの投稿と比較して図ありのポストはインプレッション(ユーザー のタイムラインに表示された回数)や引用、「いいね」などの反応を大幅に 引き上げることができるということが、これまでの調査からわかっていま す(参照第1章-3)。実際、図があるとタイムライン上で目に留まりやすく、 ぱっと見でも研究内容がイメージできるため、「いいね」を押すなどのリア クションをとりやすいという印象があります。投稿が拡散されるとより多 くの人の目にとまりますので、研究のインパクトを高めるため、SNSなど への投稿を行ってみましょう。ただし、SNSへの投稿は注意も必要です。 研究者以外のさまざまな人が見るとなると、予期しない反応(誤解や炎上) が生じる可能性があるためです。特に社会的にインパクトのある研究の場 合は、基礎的な研究であっても「もう実用段階である」「病気が完全に治せ るようになった」などと解釈をされてしまうこともあります。投稿する際 には、一般の人からどのように受け取られる可能性があるか、よく討す るようにしてください。 1. 研究概要図を最大限活用する方法 157