また、カラーユニバーサルデザイン機構 (https://cudo.jp/)のウェブ サイトでは色覚の多様性に配慮した「カラーユニバーサルデザイン推奨配 色セット」を配布しています。このセットではアクセントカラーとメイン カラー(ベースカラー)、無彩色(白黒のほか、灰色)の候補を紹介してく れていますので、それを参考にしてもいいと思います。 ちなみに筆者の場合は、メインカラーとアクセントカラーをゼロから自 分で考えることもありますが、既存の配色情報を参考にすることも多いで す。最初にメインカラーの方向性(紺色系にするなど)をターゲットや依 頼者・自分の好みなどに合わせて決めたあと、色の組み合わせを紹介して くれている書籍やサイトのなかで希望のメインカラーに近い色を探し、そ の色と相性のよい組み合わせとして紹介されている色のなかからアクセン トカラーを選ぶことが多いです。 色の組み合わせは、地域や年齢、個人などによっても好みの方向性が異 なりますので、これが絶対によいという唯一の正解はありません。多くの 人にとって見やすく、かつ自分にもターゲットにも合っていると思われる 色の組み合わせを、自分なりに選んでいくことになります。図をつくるた びに考えるのは大変なので、自分のメインカラーとアクセントカラーを決 めてしまうと作業がはやくなります。PowerPointでは「テーマの色」に 好きな色を登録する機能がありますので、自分の配色を登録しておくと便 利です。スライドも図も毎回同じメインカラーとアクセントカラーを使っ て制作していれば、利用したときもほかのスライドや図と統一感が出ま すし、見ただけで「〇〇先生のスライド・図だ」と覚えてもらえるように なって、自らのブランディングにもつながります。 5色を増やしたいときは馴染みのよい色を利用 する なお、色数は減らしたいけれど、区別したい図の要素が多くてどうして も3色では表現できないということもあると思います。このような場合の 対応策の1つは、加える色にメインカラーやアクセントカラーに似た色を 134 申請書・論文で役立つグラフィカルアブストラクト作成の基本とコツ