C型色覚 P型色覚 D型色覚 赤 緑 赤 赤 ● ● 黄緑 黄 黄緑 • C 図5-25 色の組み合わせとP型・D型色覚の見え方 黄 黄緑 C 多様性に配慮する方法の1つは、似た色相や、赤系と緑系を組み合わせ た図をつくらないことです(図5-26)。例えばメインカラーとアクセント カラーを赤と緑にしてしまうと、P型やD型色覚の人が情報をうまく識別 できなくなってしまいます。また、アクセントカラーに濃い赤を使って文 字を強調しようとしても、P型色覚の人から見るとまわりの黒い文字との差 が少なく、見分けることができません。 また、色どうしの明るさのコントラストを高めることも有効です。特に 要素の後ろに背景色がある場合は気を付ける必要があります。例えば明る い色を背景に明るい色の文字を合わせると、コントラストが低くて読みに くいですが、暗い色の文字を合わせれば、コントラストが高いため文字が 読みやすくなります。コントラストを高める方法は、P型やD型色覚の人 はもちろんのこと高齢者にとっても見やすくなりますし、グレースケール 印刷の場合でも判別しやすいため、有用な方法です。 このほかにも、情報の区別の方法を色だけに頼らないようにする方法も あります。例えば、折れ線グラフをつくる場合、どの折れ線が何を示すの かは、色だけではなく配置(項目名を折れ線の近傍にする)や形(線やマー カーの形状を変える)をヒントに伝えることができます(図5-27)。 4.効果的に伝わるカラー戦略131