に横線に対して縦線が太く、セリフとよばれる装飾があります。Times New Romanなどが有名です。サンセリフ体は、ゴシック体のように線の太さが だいたい同じフォントです。HelveticaやArialなどが有名です。 これらのフォントには読みやすさ(可読性)と見やすさ(視認性)に違 いがあります。明朝体やセリフ体は、「可読性が高い」といって、長い文書 を読むのに適しています。何行も続く文章を書くときは、明朝体やセリフ 体を使った方が、読み手を疲れさせにくいです。一方、ゴシック体やサン セリフ体は「視認性が高い」といい、字が明確に認識できます。遠くから 見せるプレゼンテーションスライドなどにはゴシック体やサンセリフ体が 適しています。 明朝体 セリフ体 ゴシック体 サンセリフ体 字 A ・横線の方が細い ・横線の方が細い ・ウロコがある ・線の先端にセリフ がある 可読性が高い 図5-15 フォントの種類と特徴 A ・縦と横の線幅が ・縦と横の線幅が ほぼ同じ ほぼ同じ ・ウロコがない ・セリフがない 視認性が高い 研究概要図の場合、基本的に何行にもわたるような文章は入れず、単語や 短いフレーズが入ります。このため、長文を読むのに適した明朝体やセリフ 体よりも、目立ってよく見えるゴシック体やサンセリフ体の方が適していま す。ゴシック体・サンセリフ体からフォントを選ぶようにしましょう。 では、ゴシック体やサンセリフ体のなかでも、シンプルでしっかり見え るフォントは具体的にどれなのでしょうか。WindowsとMacで使えるデ フォルトのフォントは異なりますが、和文の場合、Macならばヒラギノ角 ゴが、Windows ならば游ゴシック、BIZ UDP ゴシック、そして 2025年 に追加で標準搭載された日本語フォントのNoto Sans JPがおすすめです 118 申請書・論文で役立つグラフィカルアブストラクト作成の基本とコツ