どこから見はじめたらいいのかわからず、どこに結論があるのかもわかり にくいというタイプがあります。視線のスタートとゴールがわからないと、 読み手の図を理解しようとするモチベーションが下がってしまいます。要 素の多い複雑な図の場合は、図に入れる情報をしぼることはもちろんです が、スタートとゴールを色や大きさ、文字などで強調すると、迷子になり にくくなります。 6関連性の高い情報をグループ化する 図の中の要素をレイアウトする際、ついつい空いているスペースに適当 に要素を配置してしまいがちです。しかし実は、要素間の距離を考えるこ とは重要です。なぜなら、人は情報が近い位置にあると関連性が強いと捉 える傾向があるためです。たまたま近い位置に集めた要素が関連事項だと 誤解されないよう、要素どうしの距離にも配慮が必要です。距離はぱっと 見でも判別される情報なので、視覚的に整理するうえで特に気をつけるべ き項目でもあります。 レイアウトの際には、関連性が高い要素は位置を近づけてグループ化す るようにしてください(図5-8)。そうすれば「関連している要素群」であ ることがすぐに伝わります。また、関連性が低いものの間にはしっかり余 白をとると、意味の違いが理解しやすくなります。 グループ化していない例 A analysis B analysis グループ化した例 A analysis B analysis 1=50 125 Wa Percenteight 25/ “ ↓ 図5-8 One monthThe ABC diet is more effective 要素の距離によってグループ化して見せる N=50 25/ 125 i O® One month The ABC diet is more effective 110 申請書・論文で役立つグラフィカルアブストラクト作成の基本とコツ