などはあえて矢印を下から上に向けることで、その意味を強調することが できます。「フィードバック」や「回転」なども右から左に逆行する矢印が 入る可能性があります。逆行する数や関係する要素の数をできるだけ抑え、 テキストで逆行する理由を明示すれば理解しやすくなります。例えば右から 左の矢印のそばに「フィードバック」という文字を入れるなどの工夫です。 ④矢印の長さや角度を揃える 科学的なカスケードなど、矢印や要素の数を減らすことが性質上不可能 という場合は、矢印の向きや長さ、位置などをできるだけ揃えることで、あ る程度流れが読み取りやすくなります(図5-5)。特に多数の矢印がある場 合に、指す方向の角度がバラバラだと乱雑に見えますので、矢印の角度を 水平・垂直・45度方向に限定するなどルールを決めると、すっきりとして 見えます。 proteinX proteinY A+ B↑ C+ D↑ Ev OO Disease 図5-5 矢印の長さや角度を揃える ⑤要素の大きさを変える 人は大きな要素から小さな要素の順に見ていく傾向があります。このた め、最初に見てほしい要素を大きく描くという方法もあります(図5-6)。 特に、中心から周辺に向かって流れる円形レイアウトなどの場合は、中央の 情報を大きくすることで、中央→周辺の順番で見てもらいやすくなります。 108 申請書・論文で役立つグラフィカルアブストラクト作成の基本とコツ