重要です。例えば、「AはBである。BはCである。ゆえにAはCである」 という文章は、論理的文章です。この文章の順番を変えて「AはCである。 ゆえにAはBである。BはCである」と表現してしまうと論理的には不正 確になり、読み手は意味に納得ができません。 研究者にとって順番の重要性は当たり前のように思うかもしれません。し かし、図になると急に理解の順番への意識が低くなり、どういう順番で見 たらいいのかわからない図をつくってしまうことがあります。正しい図の 順番がわからなければ理解するのに負担がかかりますし、誤った順番で図 を見てしまうと、理解できなくなる可能性もあります。 3視線の流れと理解の流れを合わせる ではどうしたら意図通りの順番に図を見てもらえるのでしょうか。ポイ ントは視線の流れと理解の順番をできるかぎり一致させることです。人は 視線の流れに沿って理解していきますので、視線の流れに抗わすに情報を 配置していけば、自然に意図通りの順番で見てくれます。 例えば次の図5-4の視線の流れが悪い例では、視線のスタートが左下で、 下から上方向の矢印が含まれているため、全体の流れが把握しにくい状態 です。このため、右側の改善例では、方法と結果を分けてそれぞれを左か XYZ Culture 目線の流れが悪い例 Active Cells Acell Dcell B cell C cell 改善例 Method ABC analysis Binding(nm) Animals models A cell B celll C cell D cell Time (s) 図5-4 レイアウトを視線の流れに合わせる Animals models XYZ Culture Results Acelll Binding B cell C cell D cell Time (s) Active Cells ABC analysis Acell D cell B cell c cell 106 申請書・論文で役立つグラフィカルアブストラクト作成の基本とコツ