まず、文字は削れないという場合でも、必須ではないピクチャの要素が 大量にあるようなら減らすようにします。ピクチャが多いと視覚的な情報 量が増えますので、少ない方がすっきりします。文字と図形を全体のメイ ンにし、ピクチャの要素はなしとするか、重要箇所に限定します。図4-12 は図4-5の図を整理した例です。ピクチャの要素は、数箇所のポイントの みに減らし、画風もシンプルにしました。 研究への還元 患者ゲノムへの注目(3 ♪患者の検体の収集 4 医療・研究情報 患者のニーズ 患者ゲノムの解析 ゲノム解析センター 東西大学 国際研究所 倫理的対応 患者の事前の許可 専門の倫理委員会 ※ゲノムデータは 慎重に扱う 南北大学 国際先端大学 日本医療機構 大学連携センター 患者のゲノムデータに合わせた治療 ●SNP検査から最適な治療へ 連携と育成 薬の開発 知見の蓄積 医療行政提言 誰にとっても高い効果のある治療 医療費 副作用 医療の 削減 の軽減 質の向上 地域医療と連携 人材育成 国際交流 (シンポジウム) 図4-12 ピクチャの数を減らしグループ化と強弱で整理した図 次に情報ごとにグループ化します。例えば図中に20個あるすべての要素 が一度に目に入ってくると情報量が多く感じられますが、5個ずつの4つの グループに分けて見せると、一度に認識する数が減り把握しやすくなりま す。情報をグループ化するには、似た性質の情報やつながりの深い情報を 集めて長方形などにまとめ、そのグループの見出しを付けます。図4-12の 例では、主流の患者ゲノムへの注目というメインストリームのほかに、研 究への還元」「倫理的対応」「連携と育成」という3つのグループをつくっ て情報をまとめました。グループ化することで矢印の数も減らし、視覚的 にすっきりさせています。 さらに、情報にメリハリをつけます。見出しは大きく目立つように強調 96 申請書・論文で役立つグラフィカルアブストラクト作成の基本とコツ