情報を削る手順はここまでの3段階ですが、完成図がイメージしやすい よう、最後に第5章でお話しする見た目の整理も図4-11で行いました。文 字にメリハリをつけ、色を絞り、ピクチャ要素などを入れ、情報をグルー プ化するなどして見た目を調整しています。 患者ゲノムに注目した医療実践プロジェクト 患者の医療情報収集 患者の 事前の許可 患者ゲノムの解析 ゲノムに合わせた治療 ゲノム解析 センター 1 \ 血液等の採取 東西大学一国際 研究所 専門の倫理委員会設置し データを慎重に扱う ゲノムとリスクを解析 SNP検査等に基づき 最適な治療を提案 誰にとっても高い治療効果を実現 医療の質の向上と無駄のない医療へ 図4-11 情報を減らして理した図 4図の情報量を減らすことができない場合 つくってしまった図が情報過多にもかかわらず、さまざまな事情で情報 を削ることができないこともあるかもしれません。メッセージとずれてい る情報にもかかわらず、断りづらい上司や共同研究者から情報追加の要望 がある場合や、研究の性質上削るのが難しい場合もあります。 情報量が多い状態は、それだけで読み手の脳に負荷がかかるので、シン プルにする方法以上にわかりやすくするのは難しいかもしれません。ただ、 見た目の整理、すなわち情報ごとにまとまりをつけ、表現に強弱をつける ことでわかりやすさを高めることはできます。情報のまとまりごとの見せ 方や強弱のつけ方の具体的な方法論については第5章-2でご紹介しますが、 ここではどのような考え方で整理したらいいのかを簡単にご紹介します。 3.情報量の適正化:詰め込みすぎた図への対処法 95