第3章●戦略をかたちにする:ラフ案の原案作成法 2 適切な掲載サイズを 考える 1 まずは掲載時の位置とサイズを決める ラフ案の中身を考えはじめる前に、まずはこれからつくろうとする図を どこにどれくらいの大きさで掲載するのか決めましょう。そのうえで、完 成サイズに合わせてラフ案を考えていくことになります。研究概要図は、正 方形なのか、縦長なのか、横長なのかによってレイアウトが変わります。ま た、作成サイズや実際にどのくらいの大きさに表示されるのかということ も、後でお話しする通り情報量を調節する際に重要です。 ①申請書の場合 申請書の図の場合、通常はサイズの指定はありません。この場合、どの 位置にどんなサイズでつくればいいのでしょうか。 まず研究概要図を掲載する位置ですが、研究概要図は研究概要を示すも のなので、配置としては申請書の研究計画書類の1ページ目、すなわち文章 による要旨や研究概要説明があるページに提示するのが適切だと思います。 ではサイズはどれくらいがよいのでしょうか。図のサイズが大きすぎる と申請書の文章の方が減り、説明が少なくなってわかりにくい、あるいは 内容が薄いという印象を与えてしまいます。逆にサイズが小さすぎると図 に情報が入らなくなり、メッセージを伝えることが困難になります。 筆者が考える申請書の基本的な研究概要図のサイズと配置は、2種類あ ります(図3-3)。1つは縦長タイプです。縦長タイプは、大きさは幅が 60~75mm程度、縦の長さは目安として120mm以内にするとバラン スがとりやすくなります。申請書中の配置は、紙面の右端に寄せて挿入し ます。上下は本文スペースの上端か下端のどちらかに寄せると安定します 52 申請書・論文で役立つグラフィカルアブストラクト作成の基本とコツ