本書の構成として、第1章では、グラフィカルアブストラクト・研究概要 図の定義や背景、効果などの基本的な知識と、筆者が考えるゴールについて解 説します。第2章から第5章では制作プロセスに沿って、準備段階からラフ 案の創出、ラフ案の整理、図のビジュアル・デザインまで、実際に何に注意し てどう進めていけばよいのかを説明しています。第6章では別メディアでの 図の活用方法、第7章ではさらにスキルを磨きたい方に向けたポイントを紹 介します。インタビューではグラフィカルアブストラクト・研究概要図の制 作を支援する人々の活動を紹介し、さらに本文では伝えきれなかった役立つ 情報や具体例をコラムや番外編で紹介しています。 なお、各章の図はすべて筆者が作成しています。具体的なイメージがつか めるよう、架空の研究例の図も掲載しています。架空の研究内容に違和感を 感じる人もいるかもしれませんが、あくまで図の制作法を理解するための参 考としてご理解ください。 本書の目標は、皆さんが見る人の興味を引きつけ、論点をすばやく伝え、研 究の価値を感じてもらえるグラフィカルアブストラクト・研究概要図をつく れるようになることです。ぜひ本書をガイドに、グラフィカルアブストラク ト・研究概要図を上達させていってください。 00 2025年 11月 有賀雅奈 4 申請書・論文で役立つグラフィカルアブストラクト作成の基本とコツ